最近、Cedar周辺の鉄仲間で話題沸騰だったのが、Chitetsuさん作のセクション「中央腹巻駅」
(1)はい、これです。巣鴨の展覧会でご覧になった方も多いですよね。このセクションのクオリティや作りこみの凄さについては、他の方々のブログやツイッターで称賛されまくりですから、天邪鬼Cedarは例によって「裏から」語りましょうか。
これらの映画が作られたのは昭和30年代。爺鉄Cedarが小学生の頃ですね~製作は今はとっくに倒産してしまった新東宝という映画会社です。
(4)
京成と新京成みたいに、東宝と新東宝は当然関係あります~労働争議をきっかけに分社化してできた会社なんですね。
初めのころは東宝のスタッフが主流でしたから、文芸大作や上質な喜劇なども製作していました~あの黒澤も1本撮ってるはずです。
(5)例えばこんな映画も作っていました→これについては拙ブログでも記事にしています。
~なのになぜ「女体桟橋」とか「海女のほにゃらら~」なんて煽情的題名の映画作ってるの?こんな場末の3流映画館にふさわしい映画作ってるの?
京成と新京成みたいに、東宝と新東宝は当然関係あります~労働争議をきっかけに分社化してできた会社なんですね。
初めのころは東宝のスタッフが主流でしたから、文芸大作や上質な喜劇なども製作していました~あの黒澤も1本撮ってるはずです。
~なのになぜ「女体桟橋」とか「海女のほにゃらら~」なんて煽情的題名の映画作ってるの?こんな場末の3流映画館にふさわしい映画作ってるの?
はい、それは昭和30年、社長に大蔵貢という人物が登場したからです。「稀代の興行師」と言われた大蔵、クオリティより金儲け、自分が強く推した女優についての伝説的名言(爆)「女優を妾にしたんじゃない、妾を女優にしたんだ」で物議をかもした大蔵が、いかにもなタイトルのエログロキワモノ映画を量産して、荒稼ぎしていたのが新東宝だったのでした。
でも、こんな怪しげなプログラムピクチャーでも、主演は菅原文太とか三ツ矢歌子とか宇津井健とか香川京子とか、のちには一流のアクター・アクトレスたちなんですよ。
TVドラマやCMで理想の母親像を演じてた三ツ矢歌子さんも、肌もあらわなビキニ姿を披露してたり
(6)「海女の戦慄」っていう、これまたいかにもな作品ですね。手ブラの女性は日本映画初のオールヌードを披露した前田通子さんです。
宇津井健さんだって、日本初のSFヒーロームービー「スーパージャイアンツ」のシリーズでは、伝説のもっこりタイツ姿(爆)で暴れまわってました~
(7)生前の宇津井さん、この作品の話は絶対にしなかった、という~~
オリオン座でこれも上映してほしかったなぁ~Chitetsuさんにお願いすればよかった~なんて・・・
でも、こんな怪しげなプログラムピクチャーでも、主演は菅原文太とか三ツ矢歌子とか宇津井健とか香川京子とか、のちには一流のアクター・アクトレスたちなんですよ。
TVドラマやCMで理想の母親像を演じてた三ツ矢歌子さんも、肌もあらわなビキニ姿を披露してたり
宇津井健さんだって、日本初のSFヒーロームービー「スーパージャイアンツ」のシリーズでは、伝説のもっこりタイツ姿(爆)で暴れまわってました~
オリオン座でこれも上映してほしかったなぁ~Chitetsuさんにお願いすればよかった~なんて・・・
他には鞍馬天狗とかで人気のあったアラカン~そろそろ還暦、ではなく、嵐寛寿郎さんという芸名なんです~が明治天皇を演じた超大作「明治天皇と日露大戦争」というのも作っています。
(8)この映画は当時としては記録的な大ヒット作となり、負債を抱えた新東宝のカンフル剤になったようです~小学校低学年のCedarも、この映画は公開時観ています。常磐線の築堤のすぐ下にあった「金町東映」という映画館でしたが、ほんとにめちゃくちゃ超満員で、ドアが閉まらないくらいでしたね。内容は全く覚えていませんが、出征していく息子の乗った列車に向かって母親が「一太郎や~い」と手を振って見送るシーンだけ記憶に残っています(色々調べたら東野鉄道でロケしたらしい)。
話が脱線しました、Chitetsuさんセクションの上映作品に戻りますね。
(9)「女体桟橋」は赤線廃止後の人身売買の犠牲になる女たち(その取引が行われる場所が女体桟橋!ってぇわけです)を追う刑事が若き宇津井健さん、監督はのちに「網走番外地」を撮る石井輝男。女たちのリーダー格が新東宝セクシークイーン!宇津井さんの左上で悩ましい表情してる三原葉子さんという女優さんでした。
(10)三原さんはもう1本の上映作品「海女の化物屋敷」にも出ていますねえ~こちらはほんとにハチャメチャで、海女なのはセクシーなセミヌードが合法的(爆)に見せられるからだし、化け物なんか出てこないのにタイトルは化物屋敷だし、大蔵貢社長のオーラ全開!なのにヒーローは菅原文太さんですからねえ(文太さんにとっても黒歴史だったのかな・・・)。おっと、こちらの作品にはTadさんオキニの万里昌代さんも出てますね。
話が脱線しました、Chitetsuさんセクションの上映作品に戻りますね。
とかとか・・・Cedarは日活ロマンポルノとかの世代ですが、この映画たちはそれより10年以上前の作品~なのになんでこんなの知ってるんだよ?と言うなかれ、これらの映画はなんとTV放映を見てるんです!~
そのころ平日午前中に新東宝の映画がだらだらと放映されて、夏休みだと小学生でも観られた~1961年に業務停止となった新東宝の旧作品330本が、安くNTVとTBSに叩き売られた(期間譲渡)ようです。そのおかげで純情可憐な映画好き小学生だったCedarが怪しい映画に出会ってしまい~50年以上前のその記憶をChitetsuさんのセクションにごり押しした、というわけでした。
そのころ平日午前中に新東宝の映画がだらだらと放映されて、夏休みだと小学生でも観られた~1961年に業務停止となった新東宝の旧作品330本が、安くNTVとTBSに叩き売られた(期間譲渡)ようです。そのおかげで純情可憐な映画好き小学生だったCedarが怪しい映画に出会ってしまい~50年以上前のその記憶をChitetsuさんのセクションにごり押しした、というわけでした。
そもそも昭和40年位までの街中華ならぬ街映画館には、今のシネコンみたいな無菌な雰囲気はなく、湿っぽい怪しさがつきものでした。
先週土曜日、日本某所で巣鴨以来のセクション再見の機会がありましたが、オリオン座周辺にはそんな雰囲気まで再現されてるのが改めて痺れましたです。
作者のChitetsuさんの世代には、場末映画館の空気はリアル体験ではないような気もしますが、そこを観察眼と情報収集力+創造力で再現してくれたのはさすがですね。
(参考画像=昭和42年の福島電鉄保原駅の映画案内看板)
え?スペースよりもお前にはセンスと腕が無い?ご、ごもっともでございますぅ~。
ではまた。
この記事へのコメント
チャッピー
「99本目の生娘」って映画がなんか気になるな!
Cedar
一番乗りコメありがとうございます。
「99本目の生娘」は幻の怪作でほとんど観ることができなかったのですが、最近、日本映画専門チャンネルで観ました~いやはやな作品でした。
hanamura
◎◎先生の実家に行く道の、その掲示場所は男子の間で有名地点!
Cedar
昔は普通に街に映画館があったから、エッチぃポスターも街角に普通に貼ってありました。横目で見ながら学校に行った記憶は60代なら誰にもあるんじゃないかな?
サットン
新東宝と大蔵映画の2本立てだったと思います。大蔵映画って大蔵貢が創業者だったんですね。
Cedar
成人映画観たのが1回だけとはなんと健全な~アタシなんぞどうやって入口突破するかばかり考えてました。
大蔵映画は新東宝を追われた大蔵貢がピンク映画で儲けるために創った会社で、新東宝の女優さんも何人か移ったと思います。
にぶろく
青木駅の裏にロマンポルノの映画館がありました。
朝から青木駅停車の時間が楽しみで(笑)。
「密を塗る18歳」とか「犯る」とかタイトルだけは
鮮明に覚えています(爆)。
Cedar
コメントありがとうございます。ロマンポルノの時代は結構長く、もともとは日活の小屋ですから割といい場所にありましたので、ピンク映画館より目にする機会も多かったですね。
イワキ鯨川
色っぽい海女さんが海から上がって来るなり、ブラを取っちまって
手で隠しながらカメラ前を横切るという、そのシーンしか覚えていないが、いやぁ、興奮したなぁ。以上。
Cedar
こういうネタだとコメくれるんかい(笑)
実はおいらもTVで観たのよ。色っぽい海女さんはこの画像の前田通子さんですわ。本文にも書いたが新東宝がつぶれて、退職金やら給料やら払うのに旧作330本をTBSとNTVに1億なんぼで売り払って、それが1962~3年あたりにTVでだらだら流れたわけだ。あんな映画をよくTVでやったもんだね。
大人になってから大井武蔵野館とか、池袋文芸地下とかで新東宝大会!なんてので再見したら何っちゃなかったけどね。
もっこりスーパージャイアンツも、初めて見たのはTVだった。
chitetsu
娯楽の王様h時代の一コマが再現できた気がします。
アドバイスありがとうございました!
Junior
地鉄さんのこの駅、少なくともおぜう様が通う女子校の最寄り駅ではなさそうです。
最寄り駅でも通学路限定で、遠回りしてでもオリオン座の前を通らないような通学コースが設定してあったりしてね。
そして下校時には指導担当教師が映画館前辺りに立ってたりするのですよ。
てな変なバックグラウンドまで想像してしまう(させてしまう)地鉄さんの表現力(とCedarさんの巧妙な監修)はやはり凄い!と思う。
僕のはバックグラウンドなんて作った本人すら想像できないんだもんなぁ・・・困ったこっちゃ・・・。
Cedar
アドバイスってかごり押ししてしまいましたね。すっかり昔に浸ってしまいました。もしご覧になりたければ我が家に何本かDVDもありますから、明日にでも~
Cedar
いやいや、貴兄のセクションにも、しっかりとバックストーリーは感じますぜ。あの小スペース(失礼!)に表現されるドメインは重層的ですね。
次回のブログもセクションネタ、ご登場願うことになります~