いかにも古臭いデザインですね。琴電は戦後復興に当たって、大手私鉄から供出やら破格で譲られた中古車を導入してます。
(2)この電車は山陽電鉄からの譲渡車で総勢4両、琴電での形式は80形。山陽は大手私鉄ではなかったけど、かのロクサンを入れた見返りに放出されたわけでしょう。
80形の前身は、神戸から明石まで開業した兵庫電気軌道最後の木造車体&新造車36形。琴電に移ってからも下写真のように最後まで木造車体ですが、鋼板貼ってニセスチール化されたのもいました。撮影した昭和42年には休車(廃車?)でした。
(4)例によって父が興味深々だったのは81と同形82の台車。もともとは軸ばね式の低中速用だったのを、イコライザ式に改造したという珍品です。兵庫電気軌道の古い車両の物を自社で改造したとの事ですが、実家にある古いピクトリアル引っかき回して詳細調べてみたいですね。軸箱回りの形状から、原形は玉電などに使われていたボールドウィンLの改良形で、軸距の長いR系のようです。
機芸出版社刊「私鉄電車プロファイル」に、流線形200がこの台車履いてる姿があったはずで、探してみたら本がどこかに紛れて見つかりません〜(汗
)ネットで調べてばかりいると、自前の資料管理がお粗末になりますね。と思ったら投稿するギリギリに本発見!これですね。
さらにこんな写真も〜
ボールドウィン社は軸箱にSymington社製品を標準採用しており、純正ボールドウィンかどうかは軸箱にサイミントンの刻印があること、だそうです=wikiによる。→やはり琴電80の台車もボールドウィンの改造ってことですね。
そんなポピュラーなモノなんで、「この仕掛け関東には珍しい」みたいなこと父が言ってた記憶があるのは間違いかも?いろいろ調べてみると結構な採用例があります。
とかとか、1枚の写真から、こんな記憶も蘇りました。
今回は父親譲りの台車フェチな能書きになってしまい、写真少なくてご退屈さまでした。
ではまた。
この記事へのコメント
OER3001
父息子で斯様な財産を創られたことは素晴らしいことです。
モハメイドペーパー
hideta-o
Cedar
ありがとうございます。趣味をうけ継いで今に至る。模型好きも父譲りです。
▪︎モハメイドペーパー様
台車好きだった父の影響で小学生のころから、ブリル。ボールドウィン、イコライザだの揺れ枕だの言ってました。サイミントンの話はこの現場で聞きました。
▪︎hideta-o様
20世紀初めのアメリカらしい発明ですね、ローラーベアリングの登場前のインタアーバン最盛期、MCB規格電車用台車はもちろん、貨車にもずいぶん使われたようです。
Chitetsu
恥ずかしながらMCBの意味、知りませんでした汗
Cedar
こちらこそお疲れ様でした。MCBはブリルのアレがあまりにも有名過ぎるのです。アメリカって国鉄が無いので、メーカーと鉄道会社で様々な規格、規則作ってますね。
★nice!いただいた皆様
ありがとうございます