いつまでも暑い暑いと言ってるうちに、8月ももうすぐ終わってしまいますね~お盆からお休みしていた「天然色の夏」も、季節遅れネタになってしまいそう。(1) というわけで、あわててご覧戴く5回目は、前回に続く昭和60年の上田交通の夏風景です。
丸窓電車のほかにも、当時の上田交通には前歴も雑多な電車たちが活躍していました。
例えば上田駅で発車待ちのこの電車は、お隣の長野電鉄からやってきたもの、控えめにかさ上げされた前面窓や三菱製の大形パンタなど、私鉄らしさが溢れて好ましいデザインでしたね。(1)のような信州の山里風景や起点上田駅のローカル風情にもぴったりと嵌っていました。(2) それにしても、風雨に晒されいい感じに古びた木造上屋や、左に並んだ広告看板などをもっとじっくり撮っておけばよかった~と思っても後の祭りです。
高架になる前の上田駅の構内には留置線があって、様々な電車が昼寝してるのが楽しい見ものでした。主にラッシュ時の増結用に使われるクハやサハたちでした。
川造形と呼ばれた初期の全鋼製車がここにもいました。これも長野電鉄からの移籍組です。(3)
(4) 東急からの移籍のサハです。台車脇のステップが目立ちますが、これは上田交通独特のパーツですね。
(5)こちらは地方私鉄らしいガソリンカー改造車、前回の記事で別所温泉の側線に寝ていたものと同じような経歴でしょうが、こちらは貫通路が付けられていますね。連結しても幌などつけていなかったのにわざわざ改造した理由はなんだったのでしょうか?
この3枚は国鉄上田駅ホームからの撮影です。
ついでに、国鉄も~
上田交通に接する側線にいたキハ58(信越線だからキハ57?)。後ろに見えている跨線橋の下が別所線ホームです。国鉄と上田の架線柱の格差(?)が際立っていますね。この場所でカメラを左に振ると(3~5)が撮影できました。(6)
(7) 189系の「あさま」と湘南色115系の並ぶ姿~当時は珍しくも何でもない光景でしたが、いまやこのカラーも「保存色」なんですから、時代は変ったものです。
本題に戻ります。
当時、文字通りの新顔はこの「平面ガエル」でした。東急5000のサハをクハに改造した290形。
(6)黄色く縁取られた前面窓がシャレてました。数年後の昇圧を機に本家青ガエルや白ガエル(=ステンレスボディの5200)が大挙して転入する露払いのような存在でしたが、昇圧時に廃車になってしまったようです。
(7)池上線でよく見かけたデハ3300が、借入れというカタチで走っていました。番号も塗装も東急時代のままだったのは借入れの所為だったのですね。 入線当初は1500V→750Vに降圧したため別所温泉への坂を登れなかった、という情けない助っ人でした。
(8)別所温泉の1つ手前の八木沢で下車し、上田平の夏風景を行く電車を撮影しました。Cedarには珍しく開けた場所の写真です。ちなみに(1)も同じ場所です。 この辺りの風景は今もあまり変わっていないようですが、こんな夏景色には東急のステンレスカーよりも、ブルーとクリームの吊掛け電車のモーター音が相応しい気がするのは爺鉄だけでしょうか?
真夏の上田平は陽射しが強く、この日の宿で風呂に入ったら、首筋に湯がヒリヒリ沁みました。
なんて、夏にはありがちな思い出話で、今回は終わります。
この記事へのコメント
Chitetsu
昇圧前の夜、駅で電車を待っていると、一つ手前の駅を発車すると駅舎やホームの明かりが暗くなって、ノッチオフすると明るくなったのを思い出します。
はーさん
しかし、電車はお隣の長野電鉄に比べ、かなりの年代ものでした。
http://6.fan-site.net/~haasan55/UedaMarukoDentetsu.htm
信州に縁のあるものとしては、あまり、良い写真もなく、お恥ずかしい限りですが、ちょっと、ご覧願います。本線格の丸子線を始め、ほとんどが廃線になってしまいましたが、観光路線であった別所線だけが残りました。
1986年10月までは旧型電車が走っていました。
http://6.fan-site.net/~haasan55/UedaKoutu.htm
架線電圧DC1500V化したのち、これらの電車は全廃になり、東急からの電車が走り始めました。
上田駅のDCはキハ57と思います。タイホンの口がキハ57は 吹鳴するときのみ、開く、シャッター?がついていましたが、キハ58は格子でした。
あるまーき
利きゅう
昭和60年・・・私が小学校に入学した年です。
(5)のお写真の付随車は、元飯山鉄道のガソリンカーのはずです。
丸子線時代に、後に銚子電鉄デハ501となったモハ2320とMTM編成を組むために貫通化されたそうです。
別所温泉駅の側線の車両は相鉄から来た神中鉄道由来のモノですね。
Cedar
夜の情景・・いいですねえ。ノッチオンの度に駅舎の明かりが揺らめくなんて、宮崎アニメの情景のようですね。
■はーさん様
上田丸子電鉄時代は一度も行ってない出遅れCedarです。
真田傍陽線など行きたかったなあ~と思います。丸子線はルーラルなインタアーバンって感じだし。
国鉄キハはやはり57でしたか。ご教授ありがとうございます。
■あるまーき様
こういう風景は生に限りますね。吊り掛けサウンドってあと何年聴けるのでしょうか?
■利きゅう様
上田の付随車についてのご教授ありがとうございます。お若いのによくご存知ですね・・老いて子に教えられ、って感じです(笑)。
★しおつ様
★COLE様
★プント様
nice!ありがとうございます
京葉帝都
Cedar
上田の電車はかっては独特のムードがありました。
いまや、東急別所線と呼びたくなります。
まあ、無くなるよりは良いのは分かってるんですが。
EF510-230
サットン
平面ガエル、熊本に行った仲間に較べると幾分男前に整形されてますね。
Cedar
東急別所線になってからは、一度も足を運んでいません。
7200が1000になっても、物ぐさCedarとしては高い金払って見に行かないだろうなぁ~笑。
■サットン様
同じ中古車でも、平面ガエルは見に行く気になりました。
よく見ると塗装など手がこんでいたし。
信州、北海道、東北、夏に行くと、どこもビックリするほど暑かった。
京阪快急3000
「平面ガエル」・・・面白いですね。
Cedar
近代化直前。ていうのが趣味的にはいちばん面白いものですね。
平面ガエルなども、こういう時だからこそ登場したのでしょう。
★akihiro-s様
★maipenrai様
★nd502様
★ひもブレーキ様
★とーる様
★あおたけ様
★hanamura様
★フジトモ様
★yam様
★ねじまき鳥様
★gorosan5670様
★denta60様
★やまびこ3様
nice!ありがとうございます
狂電関人
上交時代の旧性能車達、素敵ですね。
此処へは、全線が現役時代に覗いてみたかったです。
今でも線形が好きで、ちょくちょく撮りに行く路線です。
まるまどりーむ号が走ると一挙にテンションが上がります。
青ガエルは残念ながら此処だけでなく第二の人生の地いずれも
撮っていません。やはり九州人には馴染薄の車ですね!!
Cedar
古い車両の時代を知ってるから、ついつい比べてしまいますが車両が新しくも魅力的な沿線なんですね。ちょっと反省しました。
青ガエルは九州にも生息してますよ~。熊本電鉄に。
★シュウチャン様
nice!ありがとうございます
Cedar
nice!ありがとうございます
triguraf
この看板達と、コカコーラの販売機。そこに佇むご婦人たち・・・。
「名作」ですね!
Cedar
今にして思えば看板なども、もっと撮っておくべきでした。
今みたいにデジタルじゃないので、昔の人(=私です?)はフィルム+DP代の心配してむやみにシャッター切らなかった。
ドラもん
Cedar
松電はサハ改造車はなかったんでしたっけ?平面ガエルのデザインは出色だと思います。
窓周りの黄色なんか、グッドアイデアです。